Jeu de Fils (ジュ・ド・フィル)は、いつまでも変わらぬ美しさ、愛らしさをもつ刺繍や手芸材料  
クロスステッチキットをお届けするweb shopです  

 


 
idee

idee
galerie
les astuces
commande
contact
 
presse
dictionnaire
atelier
 
arccueil
 

フランスでのさまざまな手仕事を紹介していくIDEÉのページ


今回のIDEÉは、フランスで近年にない盛り上がりを見せているクロスステッチを、この地の人々がどのように楽しんでいるのか、パリ郊外の小さな町SCEAUX (ソー)で行われた発表会を例にご紹介します。

ハンド・クラフトを楽しむ人の数3000万人以上、手芸を楽しむ女性が1200万人以上 (統計zurban)といわれるフランスの、パリから南へ15kmの地にある、お城と公園が面積の半分以上を占める緑美しい町がソーです。町のカルチャーセンターに所属するソーの刺繍クラブ『une histoire de point de croix』。月に2回の会では、刺繍をしながら情報交換です。

年間を通しての大きな行事は、作品の発表会と、クリスマスのチャリティーバザー。それだけといえばそれだけなのですが、地元商店街との連携や作家を招いての臨時の講習を企画したり、とバカンスの長いこの地での実際の活動期間は約半年。毎年あっというまに一年は過ぎていきます。

活動のひとつ、発表会は、テーマを決めるところからはじまりました。今年のテーマは "MAISON (メゾン)"。家庭の日常生活の場面をクロスステッチや刺繍で彩るというのがテーマでした。同時に『エプロン コンクール』も開催し、クラブの会員だけでなく雑誌などにも広告を出し、広く参加者を募りました。課題のエプロンに、各自が趣向をこらした刺繍をして作品を競います。 プロをはじめ、フランス各地から参加があり、作品はもちろん個性豊かで見ていて実に楽しいものでした。

作品をつくると同時に、展示方法なども工夫をこらします。作品搬入の日には作品よりも多くのデコレーションに使う家具や小物が運び込まれ発表会への熱意が伝わってきます。カルトナージュの技法で、だまし絵とくみあわせて暖炉をつくってみたり、子供用のベッドを持ち込んだりと、大賑わいです。ベッドのなくなった子供はどこで眠ったのでしょう。

ちなみに、ソーの刺繍クラブには昼の部と夜の部があります。昼の部は年齢層が高く、仕事をもっていないお年よりがほとんど、逆に夜の部は仕事をもっている人が参加しています。チャリティーの作品つくりなどは、昼のメンバーに負うところが多い一方、発表会などの企画では、仕事をもっている人々がここぞと自分の仕事の分野をいかした働きを提供していたのが印象的でした。

発表会の前日には、前夜パーティが催されます。クラブのメンバーがそれぞれの家族や友人、そして自慢の料理を携えて集い、大変な賑わいと熱気です。コンクールの結果発表と賞品授与式もこの場で行われました。入賞作への賞品は、すべて見覚えのあるパッケージが。そう、地元商店街のお店のものです。

また、前夜祭には幾人かの招待作家が来てパーティに花を添えています。今年は、『alphabets fleuris』などで日本でも有名なVelonique Maillard女史も招待されていました。パーティでは、アンティーク図案の収集で知られる彼女のコレクションにまつわる話や、刺繍に対する思い入れなど、気さくに話してくださったのが印象的でした。
 
小さなホールでの2週間の展示でしたが、連日多くの人が来場し、livre d'or (芳名帳)を見ると、地元だけでなくイル-
ド-フランスの各地からの訪問者があることがわかり、 熱心な手芸フアンが数多くいることを改めて実感したのでした。

(by AKI in Paris / 2004年4月)















このページのトップへ

 


このHPに掲載されている画像の著作権は メーカーもしくはデザイナーにありますので、
画像の、複写及び転載を一切禁止いたします。